寒い季節になると気になるのが、部屋の乾燥です。
乾燥は喉の痛みや静電気、肌のかさつきなど、体調や日常生活にさまざまな影響を与えます。
加湿器を使えば手軽に湿度を保てますが、電気代やフィルター交換、掃除などの手間を考えると「少し面倒」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、加湿器がなくてもできる部屋の乾燥対策を8つ紹介します。
簡単に実践できるアイデアばかりなので、今日から快適で潤いのある空間づくりに役立ててみてください。
加湿器なしでできる部屋の乾燥対策8選

加湿器を使わずにできる部屋の乾燥対策を8つ紹介します。
身近なアイテムやちょっとした工夫で、自然に湿度をキープする方法をまとめました。
今日からすぐに試せるアイデアばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
- 濡れタオルを部屋にかける
- 植物を置く
- 水を入れたコップやボウルを置く
- 部屋のドアを少し開けておく
- 保湿スプレーやミストを活用する
- フロアモップで水拭きをする
- 室内の温度を上げすぎない
- カーテンを閉める
濡れタオルを部屋にかける
濡れタオルを部屋にかけるのは、手軽で効果的な乾燥対策のひとつです。
洗ったタオルを軽く絞って部屋にかけておくだけで、タオルの水分が蒸発し、自然に湿度が上がります。
エアコンの風が当たる場所や、日当たりの良い場所に干すとより効果的です。寝る前にベッドの近くにかけておけば、朝の喉の乾燥予防にも役立ちます。
植物を置く
観葉植物は葉から水分を蒸散させるため、加湿効果が期待できます。
特に、モンステラやパキラなどの葉が大きい植物は、インテリアとしても人気です。
また、植物には光合成によって酸素を産出し、有害物質を浄化する機能があるため、空気をきれいにする効果も期待できます。
見た目に癒やされながら乾燥対策ができるので、心身ともにリラックスできる空間づくりにもおすすめです。
水を入れたコップやボウルを置く
水を入れたコップやボウルを部屋に置くだけでも、手軽に乾燥対策ができます。
水がゆっくりと蒸発して自然に湿度を上げてくれるため、加湿器を使わなくても一定の効果が期待できます。
ただし、広い部屋全体を加湿するほどの効果はないため、寝室の枕元やデスクまわりなど、ピンポイントで使うのがおすすめです。
特にエアコンの風が当たる位置や日当たりの良い窓辺に置くと効果的。おしゃれなガラスボウルや器を使えば、インテリアとしても楽しめます。
部屋のドアを少し開けておく
部屋のドアを少し開けておくと、湿度のバランスを保ちやすくなります。
閉め切った空間は空気がこもりやすく、暖房を使うと一気に乾燥が進みます。ドアを少し開けるだけでも、家の中の湿った空気が自然に循環し、乾燥をやわらげられるでしょう。
空気の流れをより良くするためには、サーキュレーターや扇風機を使って風を動かすのがおすすめです。
保湿スプレーやミストを活用する
手軽な乾燥対策として、保湿スプレーやアロマミストもおすすめです。
オフィスではエアコンや長時間のPC作業で肌が乾きやすいため、普段から顔や手にシュッと吹きかけて手軽にうるおいを補給されている方も多いと思います。
同じように、空間用のアロマミストをデスク周りに吹きかければ、乾燥を和らげつつ心地よい香りでリフレッシュできるでしょう。
フロアモップで水拭きをする
冬季の乾燥対策として、フロアモップで床を水拭きしてみましょう。
拭いた水分がゆっくり蒸発して自然に加湿されるため、朝や夜に軽く水拭きするだけでも空気がしっとり感じられます。清潔さを保ちながら乾燥を防げる、一石二鳥の方法です。
ただし、フロアモップの使用前には水拭きが可能な床材か、確認が必要です。床を水拭きできない場合は、テーブルや窓を水拭きで同様の効果が得られます。
床材を傷めないよう注意しながら、部屋を快適に整えましょう。
室内の温度を上げすぎない
室内の温度を上げすぎないのも、快適さや健康を保つために重要なポイントです。
暖房を効かせすぎると空気が乾燥し、喉や肌のトラブルを招くほか、外との温度差による体調不良を引き起こすこともあります。
特に冬場は、20〜22℃前後を目安に設定すると快適に過ごしやすいです。
また、加湿器を併用して湿度を40〜60%に保つと、体感温度が上がりすぎずに暖かく感じられ、暖房の使いすぎを防げます。重ね着やブランケットを活用して、機器に頼りすぎない温度調整を心がけましょう。
カーテンを閉める
十分に暖まった室内では、カーテンを閉めて窓からの冷気を遮ると乾燥を防ぎやすくなります。
暖かく湿った空気を外に逃がさず、室内の湿度を保てるのがポイントです。
さらに、カーテンを閉めると断熱効果が高まり、暖房の効率も向上します。設定温度を上げずに部屋を暖かく保てるため、過度な乾燥を防ぐことにもつながるでしょう。
部屋の乾燥対策のポイントと注意点

乾燥対策を行う際は、ただ湿度を上げるだけでなく、快適な空気環境を保つ工夫を行いましょう。
やり方を間違えると、結露やカビの原因になる場合もあるため、正しい方法での実践が大切です。
ここでは、部屋の乾燥を防ぐための基本的なポイントと、気をつけたい注意点を紹介します。
- 「加湿」と「保湿」を両立させる
- 湿度は40~60%を目安にキープする
- 暖房の使い方にも注意する
「加湿」と「保湿」を両立させる
部屋の乾燥を防ぐには、「加湿」と「保湿」の対策が大切です。
加湿は、空気中の水分を増やす“攻め”の対策で、濡れタオルをかける・洗濯物を室内に干すなどの方法が効果的です。
一方、保湿は、空気中の水分を逃さない“守り”の対策で、ドアを少し開けて空気を循環させたり、カーテンを閉めて冷気を遮ったりする方法が挙げられます。
加湿と保湿のバランスを意識すれば、効率よく乾燥を防ぎ、心地よい空間を保てます。
湿度は40~60%を目安にキープする
快適な湿度は40〜60%が目安にしましょう。
湿度が40%を下回ると、喉や肌が乾燥しやすくなり、ウイルスも活発になります。逆に60%を超えると、結露やカビが発生しやすくなるため注意が必要です。
湿度計を活用しながら、この範囲を保つよう心がけると、健康にも快適さにも配慮した環境づくりが大切です。
暖房の使い方にも注意する
部屋の温度や湿度に合わせて、暖房の使い方を工夫することも乾燥対策のポイントです。
暖房を強くしすぎると室温が上がりすぎて空気が乾燥しやすくなるため、室温は20〜22度を目安に保ちましょう。
また、温風が体に直接当たると肌の水分が奪われやすくなるため、風向きを天井に向けて使うのがおすすめです。
さらに、エアコン使用時は濡れタオルをかけたり、水を入れたコップを置いたりして、簡単な加湿対策を併用するとより効果的です。
今からできる乾燥対策で快適な部屋をキープしよう

冬の乾燥は、肌荒れや喉の不調、静電気など、日常にさまざまな影響を与えます。大切なのは、「加湿」と「保湿」を意識して、部屋の湿度を40〜60%にキープすることです。
今回、記事でご紹介した乾燥対策を取り入れ、冬でも心地よく過ごせるうるおいのある部屋をつくりましょう。
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