オフィスの床をおしゃれにするコツとは?種類や床の施工事例を解説

オフィスのイメージは、床の印象で大きく変わります。

洗練された空間づくりには、見た目の美しさだけでなく、機能性や使い勝手も欠かせません。

本記事では、オフィスの床をおしゃれに演出するためのコツや、素材ごとの特徴、実際の施工事例まで詳しくご紹介します。

理想のオフィス空間を叶えるヒントをぜひチェックしてみてください。

オフィスの床が業務に与える影響

オフィスの床は、見た目の印象だけでなく、働く人の快適性や集中力、生産性にも大きく関わる重要な要素です。

床材が業務に与えるであろう以下3つの効果についてわかりやすく解説します。

  • 集中力・快適性の向上
  • ブランディングや印象形成ができる
  • 安全性を高められる

集中力・快適性の向上

オフィスの床材は、集中力や快適性の向上に大きく貢献します。

たとえば、防音性の高い床材を使用することで足音や椅子の移動音が軽減され、静かな環境が保たれるため、業務に集中しやすくなります。

また、クッション性に優れた素材は長時間の立ち仕事や移動による疲労を軽減し、心地よく働ける空間づくりにもつながります。

こうした床の工夫が、業務効率の向上にも寄与するのです。

ブランディングや印象形成ができる

オフィスの床は、来訪者や社員に与える第一印象を左右する重要な要素です。

デザイン性の高い床材を採用すれば、企業のブランドイメージやコンセプトを視覚的に伝えられ、洗練された雰囲気を演出できます。

統一感のある床デザインは、社内外に対する信頼やプロフェッショナルな印象を高め、ブランディングを強化する手段としても効果を発揮するでしょう。

安全性を高められる

オフィスの床材は、安全性の面でも重要な役割を担います。

滑りにくい素材や段差の少ない床材は、転倒などの事故リスクを抑えられます。

さらに、耐久性に優れた床材であれば、日々の使用による劣化を防ぎやすく、長く安全な環境を維持しやすいのもメリットです。

こうした工夫によって、従業員が安心して働ける空間が整い、快適な職場づくりにつながるでしょう。

オフィスの床をおしゃれにするコツ

オフィスの雰囲気を洗練された印象にするには、色や素材の選び方に加え、レイアウトの工夫が重要です。これらを上手に取り入れることで、空間全体の印象が引き締まり、居心地のよい職場環境を演出できます。

ここでは、オフィスの床をおしゃれに仕上げるためのポイントやアイデアをわかりやすくご紹介します。

  • コンセプトに合った色と素材を選ぶ
  • エリアごとに床材を使い分ける
  • 柄やデザインにこだわる
  • 家具とのコーディネートを意識する

コンセプトに合った色と素材を選ぶ

オフィスの床をおしゃれに仕上げるには、全体のコンセプトに合った色や素材の選定が欠かせません。

また、以下のような色の心理作用を活用し、床材を選ぶのもおすすめです。

  • 白:清潔感と信頼性を強調する色
  • 赤:活力を与え、積極的な印象を与える
  • 緑:穏やかさやリラックス感を演出
  • 青:落ち着きと信頼感を醸し出す
  • 茶:安心感や親しみやすさを表現
  • グレー:落ち着きと誠実な印象を与える
  • 黒:重厚感と権威性を感じさせる

そのほか、ブランドイメージや社風に合わせたカラーや質感を意識すれば、空間全体に統一感が生まれ、洗練された印象へとつながります。

エリアごとに床材を使い分ける

オフィス全体の印象や機能性を高めるには、エリアごとに床材を使い分ける工夫が効果的です。

各スペースに適した床材は、以下のとおりです。

<執務エリア:集中しやすい環境>

素材 防音性や耐久性があり、歩きやすいタイルカーペット
適した色 青・グレー

<来客エリア:上質さを演出>

素材 木目調や石目調の高級感のあるビニル床材や天然素材
適した色 黒や白

<リフレッシュエリア:リラックス感を演出>

素材 合板フローリングやビニル床材、タイルカーペット
適した色 緑・茶

<エントランス:企業イメージの醸成>

素材 タイルカーペット、ビニル床材、天然素材
適した色 ベーシックな色にコーポレートカラーを加える

エリアごとの用途や雰囲気に合わせて床材を選べば、機能面でもデザイン面でもバランスの取れた、快適で魅力的なオフィス空間が完成します。

デザインにこだわる

オフィスの床をおしゃれに演出するには、色や素材に加え、デザイン選びも大切です。
シンプルな無地だけでなく、ストライプ柄や幾何学模様、石目調や木目調など、床材には多彩なデザインがそろっています。
たとえば、ストライプや斜めのラインを取り入れると、空間に動きが生まれ、視覚的に広がりを感じさせます。
さらに、企業のロゴカラーやブランドコンセプトに合わせたデザインを床に反映させれば、ブランディングの一環として印象的な空間に仕上がります。
オフィスレスキュー119Happyでは、デザイン性・機能性に優れた豊富な床材を取りそろえています。
新品はもちろん、状態の良い中古品も扱っており、コストを抑えた導入にも対応可能です。予算や目的に応じた柔軟な提案ができるため、初めての床リニューアルでも安心して相談できます。

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家具とのコーディネートを意識する

オフィスの床をおしゃれに整えるには、家具とのコーディネートも重要なポイントです。
床材の色や質感が家具と調和していれば、空間全体に統一感が生まれ、洗練された印象に仕上がります。
組み合わせを考える際は、次のような点を意識すると効果的です。

  • 家具の色と同系色で統一する
  • 素材の質感をそろえて統一感を持たせる
  • 空間がぼやけて見える場合は、アクセントとなる色や異素材を取り入れてメリハリを加える

オフィスの床で使われる主な床材の種類


オフィスで使用される床材は、大きく分けてタイルカーペット、ビニル床材、そして天然素材(フローリング)の3種類に分類されます。
それぞれに異なる特徴やメリットがあり、用途や求める雰囲気に合わせた最適な素材選びが大切です。
それぞれの機能性は以下のとおりです。

タイルカーペット ビニル床材 天然素材(フローリング)
デザイン性
機能性 遮音性耐久性

制電機能

クッション性耐久性

耐水性

温かみがある美しい質感

調湿機能

導入コスト 低い 低い 高い

オフィスの床材についてより詳しい情報を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

オフィスの床材の選び方!張り替えリフォームの費用を解説

オフィスの床を清潔にキープする方法

オフィスの床は、日々多くの人が行き交うため、汚れやすく清潔な状態を保つには工夫が必要です。

見た目の美しさはもちろん、衛生面や快適な職場環境の維持にも関わるため、定期的なメンテナンスや素材選びが重要になります。

オフィスの床を清潔にキープするための方法についてわかりやすくご紹介します。

  • 床材に「防汚性の高い素材」を選ぶ
  • 出入り口に「泥落としマット」を設置する

床材に「防汚性の高い素材」を選ぶ

オフィスの床を清潔に保つには、日々の掃除に加えて、汚れにくい床材を選ぶ工夫も欠かせません。

床材の種類によって汚れやすさや掃除の手間が異なるため、防汚性に優れた素材を採用すれば、日常的なメンテナンスが格段にラクになります。

床材のお手入れに関するメリットとデメリットを、以下にわかりやすくまとめました。

タイルカーペット ビニル床材(フロアタイル・ビニルシートなど) フローリング
メリット ・柔らかく、足音を吸収しやすいため静かな環境を保ちやすい・一部が汚れても、該当箇所だけ取り替えできる ・水や汚れに強く、防汚性に優れている・モップや拭き掃除で簡単に手入れでき、清潔を保ちやすい

・デザインやカラーが豊富で、空間演出の幅が広い

・木のぬくもりや自然な風合いがあり、高級感のある空間に仕上がる・経年変化により味わいが増す
デメリット ・繊維の奥に汚れが入り込みやすく、定期的な掃除機がけが必要・水や液体の汚れに弱く、シミになりやすい ・傷が目立ちやすい素材もあるため、使用場所を選ぶ必要がある ・水分や摩擦に弱く、シミや傷がつきやすい・こまめな乾拭きや専用ワックスでの手入れが必要で、メンテナンスに手間がかかる

適切なお手入れは、清潔で快適な職場環境を維持するための大切な習慣です。床材の特徴を理解し、手間をかけすぎずに続けられる方法を選ぶことが、長く美しく使うためのコツです。

出入り口に「泥落としマット」を設置する

出入り口に泥落としマットを設置すれば、オフィス内への汚れの持ち込みを大幅に軽減できます。

靴の裏についた土や砂、雨の日の水分を入り口でしっかり落とせるため、床を清潔に保ちやすくなりますし、日々の掃除の手間も減らせるでしょう。

特に、通行量の多いエントランスや出入りの激しい場所では、汚れの広がりを防ぐ効果が高く、床材の劣化を防ぐ点でもメリットがあります。

見た目にも配慮したデザイン性のあるマットを選べば、実用性とともに、オフィスの第一印象を高める演出にもつながるはずです。

床リニューアルで雰囲気を変えたオフィスの施工事例

ここからは、実際に床をリニューアルした施工事例をもとに、空間の雰囲気がどれほど変化するのかをご紹介します。

オフィスレスキュー119Happyが手がけた工事実績を通して、床材選びやデザインの工夫が与える効果を具体的にご覧ください。

空間内にゾーニングを取り入れた施工事例

千葉県で通信業を営む企業様より、フリースペースの床リフォームをご依頼いただきました。

リフォーム前は、柄のないグレーのタイルカーペットが一面に敷かれており、どこか事務的で無機質な印象が残る空間でした。

  • ▼Before
  • ▼After

そこで、既存の家具はそのまま活かしつつ、床材をグリーンのタイルカーペットに変更。丸いデザインを取り入れることで、柔らかく親しみやすい雰囲気を演出しました。
さらに、執務スペースとの境界には石畳風のタイルカーペットを配置。見た目のアクセントになるだけでなく、自然と気持ちを切り替えられるよう、オンとオフの区切りを意識したデザインに仕上げました。

タイルカーペットの色とデザインを変えただけで、空間全体がぐっと明るくなり、リラックスできるフリースペースが誕生しました。

清掃が楽になった店舗の床のリニューアル事例

レイアウト変更のご依頼でお伺いしたお客様から、タイルカーペットの汚れが気になるというお話があり、床の貼り替えも合わせてご提案させていただきました。
施工前の室内には淡い色のタイルカーペットが敷かれており、汚れが目立ちやすいため、半年に一度専門業者を入れて清掃を行っていると伺いました。

  • ▼Before
  • ▼After

室内は、明るい木目とホワイトを基調とした内装だったため、空間に統一感をもたせられるよう、明るめから濃いめまで複数のビニル床タイルの木目柄サンプルをご用意。

イメージ画像も併せてご確認いただいたうえで、最終的に「最も汚れが目立ちにくく、内装との調和がとれる濃い木目」をお選びいただき、施工を行いました。

仕上がりは清掃性に優れ、見た目にも統一感のある空間に。お客様にもご満足いただける結果となりました。

リラックスしながら仕事に集中できる空間にした事例

東京都で事業を営む企業様より、執務スペースや通路の床リフォームをご依頼いただきました。

施工前は、既存のオフィス家具に合わせてライトグレーのタイルカーペットが敷かれており、落ち着いた印象でした。

  • ▼Before
  • ▼After

そこで今回は、フレッシュな印象を演出できるグリーンのタイルカーペットをご提案。

これにより、これまで床と同化していたオフィス家具が際立ち、空間にアクセントが生まれました。

さらに、ライン柄を取り入れることで視覚的にリズム感が加わり、オフィス全体の雰囲気も明るく一新。機能性とデザイン性を兼ね備えた、快適で魅力的な空間へと生まれ変わりました。

オフィスの床材選びはデザインと機能性がポイント

床材をリフォームするだけで、オフィス全体の印象が変わり、社員のモチベーションや来客の受ける印象にも大きな影響を与えるとわかりました。

オフィスレスキュー119Happyでは、デザイン性と機能性を両立させたご提案はもちろん、コストを抑えた施工プランにも定評があります。

オフィスの雰囲気を一新したい、限られた予算の中で最適な提案を受けたいという方は、ぜひ一度オフィスレスキュー119Happyまでお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、理想の空間づくりを丁寧にサポートいたします。