雨の日のオフィスでは、濡れた傘の置き場に悩む場面が少なくありません。
傘立ての容量や設置場所が合っていないと、エントランスの乱雑さや床濡れ、傘の取り違えにつながることもあります。
こうした悩みは、自社に合った傘立ての選び方を知ることで解消できます。
本記事では、オフィス用傘立ての種類や容量・サイズの選び方、設置時のポイントを解説します。
オフィスに傘立てが必要な理由

雨の日のオフィスでは、濡れた傘の扱いによって入口や受付まわりに影響が出やすくなります。
傘立てが必要とされる主な理由を見ていきましょう。
- 雨の日の入口まわりの安全性を保てる
- エントランスや受付の印象を整えられる
- 傘の取り違えや紛失を防ぎやすい
雨の日の入口まわりの安全性を保てる
濡れた傘を持ったままオフィスに入ると、入口や受付まわり、通路に水滴が落ちやすくなります。
床が濡れると足元が滑り、来客や社員の転倒リスクにつながる場合があります。
厚生労働省が運営する「職場のあんぜんサイト」でも、床面の水濡れは転倒災害の代表的な原因の一つとして挙げられています。
雨の日の安全性を保つうえで、濡れた傘の置き場を決めておくことは重要です。
エントランスや受付の印象を整えられる
エントランスや受付は、来客が最初に通る場所であり、企業イメージを左右する空間です。
傘立てがない場合、濡れた傘が壁際や床に置かれ、入口まわりが雑然として見えることがあります。
小さな乱れでも、受付まわりでは目立ちやすいものです。
傘の置き場所が分からなければ、来客が迷う原因にもなります。
雨の日でも受付まわりを整えておくことは、来客を迎えるマナーの一つといえるでしょう。
傘の取り違えや紛失を防ぎやすい
ビニール傘や黒い傘など、似たデザインの傘が集まると、自分の傘を見分けにくくなります。
社員用と来客用の傘が混在すると、所有者の確認に手間がかかり、受付・総務側の管理負担も増えます。
置き場所が決まっていない職場では、入口付近に傘があふれてしまうでしょう。
結果として、紛失や取り違えが起こりやすくなります。
傘を1か所にまとめられる傘立ては、こうしたトラブルを防ぐ備品として役立ちます。
オフィスでの傘立ての設置・運用パターン

傘立ての設置方法は、来客数や従業員数、入口まわりの広さによって変わります。
ここでは、オフィスで取り入れやすい代表的な運用パターンを紹介します。
- 入口や受付付近に常設する
- 雨の日だけ折りたたみタイプを設置する
- ロッカーで個別に管理する
- ビル共用部の傘袋サービスを使う
入口や受付付近に常設する
入口や受付付近に傘立てを常設する方法は、来客と従業員が兼用する場合の代表的な運用例の一つです。
特に、一定数以上の人が利用するオフィスに適しています。
雨の日でも濡れた傘を入口付近でまとめられ、受付まわりをすっきり保てるためです。
常設する場合は、複数本をまとめて収納できる差し込み式の傘立てなどが広く使われています。
また、来客と従業員が同じ傘立てを使う場合は、収納本数に余裕のある業務用を選びたいところです。
入口に常設する傘立ては、来客の目に入りやすい場所にあります。
そのため、晴れの日に傘が置きっぱなしにならないよう、従業員に傘の持ち帰りを促している企業もあります。
雨の日だけ折りたたみタイプを設置する
常設スペースを確保しにくいオフィスでは、雨の日だけコンパクトな傘立てを設置する方法があります。
ふだんはバックオフィスや倉庫に収納し、必要なときだけ入口付近に出して使えるため、オフィス空間を圧迫しにくいのが特徴です。
このため、従業員数が少ない小規模オフィスや、傘立ての定位置を取りにくい職場で多く見られます。
こうした常設スペースを確保できない場合には、折りたたみ式など、軽量で持ち運びやすい傘立てが良いでしょう。
ふだん使いの傘立てとは別に、来客が増える日や梅雨のシーズンなど、傘の使用が増える時期に補助用として使う運用もみられます。
ロッカーで個別に管理する
従業員の傘を、来客用とは別にロッカー周辺で管理する方法もあります。
ロッカーの扉裏やロッカー付近に傘を置くことで、入口まわりに従業員用の傘が集まりにくくなり、来客動線とも分けて管理できます。
来客の目に触れにくい場所で管理できるため、見た目よりも省スペース性や管理しやすさを重視しやすい点も特徴です。
従業員数が多いオフィスや、エントランスを来客用としてすっきり見せたい職場に向いています。

ビル共用部の傘袋サービスを使う
大型ビルなどでは、共用部の入口に傘袋装着機や傘しずく取りが設置されている場合があります。
共用部で雨対策がされている場合、オフィス内に大きな傘立てを置く必要性は下がります。
水濡れ対策ができており、従業員が個別で管理しやすいため、来客用の傘立てを用意するだけでも対策を取りやすいでしょう。
ただし、あくまで水滴を館内に持ち込まないための措置であり、従業員の傘そのものを保管する場所は別に必要です。
バックヤードに傘置き場を設けたり、必要本数に合う差し込み式や簡易タイプを置いたりすると環境が整いやすくなります。
オフィス用傘立ての選び方

設置・運用パターンを決めたら、次は具体的な傘立ての選定に進みます。
オフィス用の傘立てには、差し込み式・折りたたみ式・鍵付きタイプ・簡易タイプなど種類がさまざまあります。
設置場所や運用方法によって向いている種類が異なるため、まずは自社の使い方を決めたうえで選ぶことが大切です。
以下の4点を確認し、自社のオフィスに合う傘立てを選びましょう。
- 利用人数・来客数に合った容量を選ぶ
- 設置スペースに合うサイズを選ぶ
- オフィスの雰囲気に合うデザインを選ぶ
- 水受け・掃除のしやすさを確認する
利用人数・来客数に合った容量を選ぶ
オフィス用傘立てを選ぶ際は、まず必要な収納本数を確認します。
社員数だけでなく、雨の日に来客の傘が何本ほど集まるかも想定しておきましょう。
容量が少ないと傘があふれ、入口まわりの景観が乱れることもあります。
ビニール傘が多い職場では、仕切り付きの傘立ても便利です。
1本ずつ分けて収納できるため、自分の傘を見分けやすくなります。
大人数のオフィスや不特定多数が出入りする職場では、取り違えを防ぐために鍵付きタイプも選択肢になります。
設置スペースに合うサイズを選ぶ
傘立てを置く前に、入口や受付横の幅、奥行きを確認しておきましょう。
収納本数が多くても、通行の妨げになるサイズでは使いにくくなります。
ドアの開閉や来客・従業員の動線を邪魔しない場所に置けるかも大切な確認点です。
特に入口付近は人の出入りが多いため、傘立ての角や脚部が通路にはみ出さないかも確認しておくと安心です。
床置きが難しい場合は、マグネットタイプや折りたたみタイプの傘立ても選択肢になります。
限られたスペースで使う場合は、収納本数だけでなく、設置時と収納時のサイズも見て選びましょう。
オフィスの雰囲気に合うデザインを選ぶ
傘立てだけが浮いて見えないよう、内装や受付カウンターとの相性も考慮する必要があります。
迷った場合は、シンプルで清潔感のあるデザインを選ぶと、業種や内装を問わずなじみやすいでしょう。
傘立ては種類が豊富で、機能性とデザイン性を兼ねたものがそろっています。
従業員が多い職場には、機能的なステンレスの大容量タイプ。
小規模オフィスには、目線を妨げないワイヤーフレームや、コンパクトなデザインなどが向いているでしょう。
このほか、来客用には重厚感のある陶器製など、雰囲気や用途に合わせて選んでください。
水受け・掃除のしやすさを確認する
濡れた傘を入れるため、水(しずく)受け皿や掃除のしやすさも確認しておきましょう。
受け皿が浅いと、雨量の多い日に水があふれることがあります。
たまった水を放置すると、床濡れやにおいの原因になるので、こまめな手入れが必要です。
水受けを取り外せるタイプなら、水を捨てやすく便利です。
あわせて、底部分にほこりや水あかがたまりにくい形状かどうかも確認しておくと、日常清掃の手間を抑えられます。
雨の日の終業後、翌朝の始業前など、手入れするタイミングを決めておくと、清潔な状態を保ちやすいでしょう。
オフィスの傘立ては利用人数・設置場所・管理しやすさで選ぼう

オフィスの傘立ては、雨の日の安全・清潔管理や来客対応に欠かせない備品です。
選ぶ際の基準は、利用人数・設置場所・管理のしやすさの3点です。
そのうえで、オフィスの雰囲気に合うデザインを選べば、入口まわりがすっきり整うでしょう。
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