中古オフィスチェアは、コストを抑えて高機能チェアを導入できる選択肢です。
一方で、状態を十分に確認せずに購入すると、買い替えや修理が必要になり、結果的に割高になる場合があります。
本記事では、中古オフィスチェアのメリットと失敗を防ぐポイントを解説します。
あわせて、購入前に確認すべきチェックリストもまとめました。
ぜひ、導入を検討する際の参考にしてください。
中古オフィスチェアを選ぶメリット

「中古オフィスチェアはやめたほうがいいのでは」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、状態や保証内容を確認して選べば、費用を抑えつつ、必要な台数や機能性を確保できます。
ここでは、中古オフィスチェアを選ぶ主なメリットを解説します。
- 新品より費用を抑えやすい
- 高機能チェアを選びやすい
- リユース・環境配慮につながる
新品より費用を抑えやすい
中古オフィスチェアの最大のメリットは、新品より購入費用を抑えられることが多い点です。
商品の状態やメーカーにもよりますが、人気モデルや未使用品などを除き、新品価格の50〜70%オフになることもあります。
1脚当たりの単価を抑えられるため、まとめ買いをしてもコストがかさみにくく、予算内で必要台数をそろえやすいでしょう。
増席やレイアウト変更、短期プロジェクト用のオフィスなど、限られた予算内で必要台数をそろえたい企業にも適しています。
高機能チェアを選びやすい
新品では予算が合わない高機能チェアも、中古であれば選択肢に入ります。
ランバーサポート(腰を支える機構)やアームレスト、ロッキング機能などを備えたモデルは、新品で購入すると10万円以上の価格帯もめずらしくありません。
状態の良い中古品を選ぶことで、コストを抑えながら、長時間座る社員にも配慮した作業環境を整えられます。
快適なチェアは、作業効率の向上や社員のモチベーションアップにもつながるでしょう。
リユース・環境配慮につながる
中古オフィスチェアの活用は、まだ使える家具の再利用にも貢献します。
また、中古品を選ぶことは、廃棄物の削減や資源の有効活用につながる取り組みであり、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」にも沿っています。
オフィス家具の廃棄・処分は、運搬や処理による環境負荷が生じるほか、埋め立て地の圧迫にもつながるためです。
そのため、環境問題やサステナビリティ報告に取り組む企業にも適した選択といえるでしょう。
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ただし、長く使うためには、購入前に座面や脚部、昇降機能などの状態や耐久性を確認しておくことが大切です。
中古オフィスチェアで失敗しやすいポイント

購入前に注意したい点として、中古オフィスチェア選びでよくある失敗例を3つご紹介します。
- 価格だけで判断してしまう
- 座面や可動部の不具合に気づきにくい
- 同じ商品でも状態にばらつきがある
価格だけで判断してしまう
低価格が魅力の中古チェアですが、値段の印象だけで選ぶのはおすすめできません。
人気モデルの商品は、中古でも値崩れが少なく、新品との価格差が小さいことも多いからです。
新品にはメーカー保証やアフターサポートがつくため、価格がそれほど変わらないなら新品を選んだ方が得な場合もあります。
一方で、安くても座面のへたりや可動部の不具合がある商品には注意が必要です。
購入後に修理や早期の買い替えが必要になると、かえってコストがかさみます。
販売店によっては保証や返品対応が限られるため、価格だけでなく、新品との差額、商品の状態、アフターサービスの内容も併せて確認しましょう。
座面や可動部の不具合に気づきにくい
中古チェアの状態は、外観だけでは判断できません。
メッシュのたるみや張地の破れ、色あせ、ほつれは、写真でもある程度確認できます。
一方で、座面の沈み込みやクッションのへたりは、実際に試さないと分かりにくいものです。
見た目がきれいでも、座ると違和感を覚えることもあります。
高さ調整がスムーズにできない、座っているうちに座面が下がるなど、昇降機能の不具合にも注意が必要です。
ロッキングやリクライニングが正常に動くか、キャスターが引っかからないかなど、可動部の状態も確認しましょう。
同じ商品でも状態にばらつきがある
中古品は、1点ごとに使用環境が異なります。
そのため、同じメーカー・同じシリーズでも、座面や張地、脚まわりの状態に差が出ます。
特に注意したいのは、複数台をまとめて購入する場合です。
並べて設置したとき、色あせや使用感のばらつきが目立つことがあります。
また、機能面の劣化に違いがあると、従業員の間で不公平感が生じることもあります。
こうした個体差を抑えるために、メンテナンスに力を入れている中古オフィス家具店を選びましょう。
販売前に清掃や補修を行っている店舗なら、複数台購入しても品質のムラを最小限に抑えられます。
中古オフィスチェアの購入前チェックリスト

中古オフィスチェアは、1点ごとに状態が異なります。
失敗を防ぐには、購入前のチェックが欠かせません。
ここでは、確認しておきたい項目を4つに分けてご紹介します。
- 座面・背もたれ・可動部の状態を確認する
- サイズ・カラーがオフィスに合うか確認する
- 製造年・メーカー品番を確認する
- 整備状況・保証・配送状況を確認する
座面・背もたれ・可動部の状態を確認する
なかでも、座面・背もたれ・可動部は念入りに見ておきたいポイントです。
【チェックリスト】
□座面や背もたれにへたり、ぐらつきがないか
□メッシュのたるみ、張地の破れ、汚れ、色あせ、ほつれがないか
□座面の高さ調整がスムーズに動くか
□ロッキングやリクライニングが正常に動くか
□キャスターが引っかからず、異音がしないか
□肘掛けやヘッドレストにぐらつきや欠品がないか
中古オフィスチェアは、写真だけでは座面の沈み込みや昇降機能の不具合まで判断しにくい場合があります。
そのため、実店舗で試座できる場合は座り心地だけでなく、高さ調整・ロッキング・キャスターの動きまで確認しておくと安心です。
オンラインの場合は、商品ランクや商品説明などがある程度の状態の判断材料になるでしょう。
ただし、座面の沈み込みや可動部の不具合までは分かりにくいため、不明点があれば購入前に販売店へ問い合わせることをおすすめします。
サイズ・カラーがオフィスに合うか確認する
チェア単体の状態だけでなく、オフィス空間との相性も確認しましょう。
【チェックリスト】
□座面の高さや幅、奥行きが、使用する人やデスクの高さに合うか
□アームレストがデスクに当たらないか
□チェアを置いたときに、通路やデスクまわりの動線をふさがないか
デスクとチェアの高さが合わないと、肩こりや腰痛の原因になることがあります。
アームレストが高すぎると、デスクの天板下や引き出しに当たり、チェアを奥まで入れられません。
チェアを引くスペースも必要です。立ち座りのたびにチェアを引くことを考え、デスク後方にどれくらい余裕があるか確かめておきたいところです。
複数台購入する場合は、同じメーカー・シリーズ・色で必要台数をそろえられるかどうかも見ておきましょう。
中古は在庫が限られるため、希望の台数が確保できるか、早めに販売店へ問い合わせておくと安心です。
製造年・メーカー品番を確認する
製造年は、チェアの劣化具合を判断する材料になります。
メーカー名と品番は、仕様確認やメンテナンス時にも必要な情報です。
【チェックリスト】
□本体裏面やシールなどに、製造年や型番が表示されているか
□メーカー名や品番を確認できるか
□同じシリーズでも、年式や仕様に違いがないか
見た目がきれいだからといって、内部部品まで良好とは限りません。使用頻度が多いほど、部品は少しずつ劣化していきます。
外観だけで判断せず、製造年も併せて見ておきたいところです。
メーカー名や品番が分かれば、仕様や部品交換の可否も調べられます。
注意したいのは、同じシリーズでも年式によってサイズや機能、仕様が変わる点です。
複数台を購入する場合は、メーカー・シリーズ・色だけでなく、年式や仕様がそろうかも確認しましょう。
整備状況・保証・配送状況を確認する
最後に、販売店のサービス体制を確認しましょう。
【チェックリスト】
□販売前の点検・清掃の範囲
□販売店独自の保証や返品対応の有無、期間
□不具合があった場合の対応範囲
□搬入経路や納品タイミング
□既存チェアの引き取りや入れ替え作業の流れ
中古品の点検やメンテナンスの範囲は、販売店によって差があります。
整備内容を明記している販売店の場合、どこを点検・交換したのかが分かります。
これは、状態を見極める手がかりになるでしょう。
一般的に、中古品にはメーカー保証がつきません。
販売店独自の保証や返品対応に加え、不具合時にどこまで対応してもらえるのかも確かめておくと安心です。
また、複数台をまとめて購入するなら、搬入経路や納品タイミングの確認も欠かせません。
既存チェアを入れ替える場合は、買い取りや引き取りの有無、当日の作業の流れも整理しておきましょう。
中古オフィスチェアは購入前の状態確認を重視しよう
中古オフィスチェアは、費用を抑えながら高機能なチェアを導入できるのがメリットです。
特に、オフィスで多いまとめ買いには、中古品が費用対効果の上でも有効な選択肢となるでしょう。
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