
オフィスのブラインドを選ぶなら、機能性とメンテナンス性を重視して選びましょう。
ブラインドは日差しや視線を調整できるだけでなく、オフィス空間の印象を大きく左右します。
だからこそ、種類ごとの特徴や掃除のしやすさを知っておくことが大切です。
本記事では、オフィスに最適なブラインドの選び方や代表的な種類、さらに清潔に保つためのお手入れ方法まで詳しく解説します。
快適で好印象なオフィスづくりのヒントに、ぜひお役立てください。
Contents
オフィスにおすすめのブラインドの種類
オフィスに設置するブラインドは、使用目的や設置場所に応じて最適なタイプを選んでください。
ブラインドは大きく「縦型」と「横型」の2種類に分かれており、それぞれに異なる特徴があります。空間の雰囲気や使い勝手にも影響するため、以下で詳しく見ていきましょう。
- 横型ブラインド
- 縦型ブラインド
横型ブラインド
横型ブラインドは、細長い羽根(スラット)が水平に並んだタイプのブラインドです。
羽根の角度を自由に調整できるため、外からの視線を遮りながら、直射日光を防ぎつつ自然光を適度に取り入れられます。
掃除がしやすく、コストも比較的手頃。最近では木目調や樹脂素材など、インテリアに合わせて選べるデザインも増えています。
デスクまわりや執務スペースなど、日常的に過ごす場所に適しており、実用性と機能性を兼ね備えたスタンダードな選択肢です。
縦型ブラインド
縦型ブラインドは、縦方向に長い羽根(スラット)が並ぶタイプのブラインドです。
羽根が左右に開閉し、光の量や方向を細かく調整できるため、日差しの入り方をコントロールしやすいのもポイント。閉じたときでも見た目がすっきりしていて、空間全体に統一感が生まれます。
また、素材には布や樹脂製のものがあり、柔らかな印象を演出できるタイプも選べます。
大きな窓やガラス面との相性がよく、会議室やエントランスなど、来客の目に触れるスペースに多く使われています。
オフィスで人気のブラインド素材
ブラインドは見た目や操作性だけでなく、使われている素材によっても印象や使い勝手が大きく変わります。
特にオフィスでは、掃除のしやすさや耐久性、遮光性などが求められるため、素材選びも重要なポイントです。
ここでは、実際にオフィスで多く使われている人気素材と、その特徴について紹介します。
- アルミブラインド
- 木製ブラインド
- 布製ブラインド
アルミブラインド
アルミブラインドは、軽量で扱いやすく、オフィスでも特に多く採用されている定番の素材です。
羽根の角度を細かく調整できるため、日差しのコントロールがしやすく、作業環境を快適に保ちやすい点も魅力。
表面に光沢感があり、スタイリッシュで清潔な印象を与えるため、どんなインテリアにもなじみやすいのが特長です。
さらに、アルミ素材は湿気や汚れに強く、水拭きで簡単にお手入れできるため、メンテナンス性にも優れています。
メリット | デメリット |
・耐久性が高く、長く使える ・汚れに強く、お手入れしやすい ・低コストで、採用しやすい |
・硬く、冷たい印象がある ・風であおられると音が気になる ・スラットが折れる場合がある |
木製ブラインド
木製ブラインドは、天然木や木目調の素材を使用したブラインドで、空間にあたたかみと高級感を与えます。
アルミや樹脂に比べると重量があり、価格帯もやや高めですが、それを上回るデザイン性と存在感が魅力です。
自然素材ならではの落ち着いた風合いが、リラックスできる雰囲気を生み出し、集中力の維持にも効果的。重厚感があるため、役員室や応接室など、来客対応のある場所でよく使われています。
メリット | デメリット |
・温かみがあり、高級感がある ・おしゃれな印象を与える ・静電気が発生せず、お手入れしやすい |
・重量があり、操作しにくい ・防火性のある製品が少ない ・価格が高い |
布製ブラインド
布製ブラインドは、ロールスクリーンやプリーツスクリーンなど、形状のバリエーションも豊富で、デザイン性の高い空間づくりが可能です。
光をほどよく取り入れながらも視線はしっかり遮るため、リフレッシュスペースや休憩室、応接エリアなど、リラックスした雰囲気を演出したい場所に向いています。
防炎加工や遮光加工など機能性に優れた生地もあり、用途に合わせて選べるのも魅力。
ただし、ホコリが付きやすく、定期的な掃除やクリーニングが必要になるため、使用する場所や頻度に合わせたメンテナンスを心がけましょう。
メリット | デメリット |
・カラーが幅広く、合わせやすい ・吸音性が高い ・遮光性がアルミや木より高い |
・風の影響を受けやすい ・汚れやすく、クリーニングが必要 ・価格が高め |
オフィスに最適なブラインドを選ぶポイント
ブラインドは見た目だけでなく、使い勝手や快適さにも大きく関わるアイテムです。
オフィスに導入する際は、見栄えの良さだけでなく、業務環境や用途に合った機能性を備えているかどうかが重要になります。
ここでは、オフィスに最適なブラインドを選ぶために押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
- 光の調光機能を重視する
- メンテナンスのしやすさ
- オフィスのイメージに合わせる
光の調光機能を重視する
オフィスによっては、時間帯や天候によって日差しの強さが変わるため、光の量を自在にコントロールできるブラインドが理想的です。
羽根の角度を調整できるタイプなら、直射日光を避けつつ自然光を取り入れられるため、まぶしさを抑えながら明るさを確保できます。
とくにパソコン作業が多いデスクまわりでは、光の入り方によって作業効率や目の疲れを左右します。
調光性に優れたブラインドを選ぶことで、快適な作業環境を保ちやすくなるでしょう。
メンテナンスのしやすさ
ブラインドを選ぶ際には、見た目や機能性だけでなく、日々のメンテナンスがしやすいかどうかも重要なポイントです。
例えば、アルミ製や樹脂製のブラインドは、乾拭きや水拭きで簡単に汚れを落とせるため、忙しいオフィスでも扱いやすい素材です。
一方で、布製のブラインドは柔らかな印象を与える反面、汚れが染み込みやすく、素材によってはクリーニングが必要になる場合もあります。
掃除のしやすさは、日々の快適さだけでなく、ブラインドの寿命にも関わる要素です。メンテナンス性にも配慮した選び方を心がけましょう。
オフィスのイメージに合わせる
ブラインドは業務効率だけでなく、来客や従業員に与える印象を左右する要素でもあるため、デザインやカラーにもこだわりましょう。
例えば、スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出したいならアルミブラインド、あたたかみや高級感を取り入れたいなら木製ブラインドなど、素材や色の選び方で空間の印象が大きく変わります。
さらに、企業のブランドカラーを取り入れると、会社のイメージやコンセプトを視覚的に伝えることも可能です。
ブラインドの色や素材によって表現できるオフィスの雰囲気はさまざまです。以下の表を参考に、自社に合ったスタイルを見つけてみてください。
■カラーで表現できるオフィスイメージ
表現できるオフィスイメージ | ブラインドのカラー |
明るい雰囲気 | ホワイトやグレー |
落ち着いた雰囲気 | ベージュやブラウン |
すっきりとした都会的な雰囲気 | ブルー |
■デザインで表現できるインテリアイメージ
表現できるインテリアイメージ | ブラインドの種類 |
シンプル | 横型・アルミ製ブラインド |
高級感・ナチュラル | 木製ブラインド |
スタイリッシュ・モダン | 縦型ブラインド |
ブラインドのお手入れ方法
ブラインドはスラット(羽根)の隙間にホコリがたまりやすく、一見お手入れが面倒そうに感じるかもしれません。
ですが、実はちょっとしたコツで簡単に掃除できます。ここでは、どの素材にも共通する基本の掃除方法と、素材ごとの注意点についてご紹介します。
■共通した掃除方法
- ブラインドをすべて下げてスラットを水平に整えます(縦型ブラインドの場合は左右に開いた状態に)。
- ハンディモップや乾いた布を使って、スラットの表面と裏面のホコリをやさしく拭き取りましょう。
- 軍手をはめた指を使って、スラットの間をなぞるように掃除するのも手軽でおすすめです。
- 油汚れが気になる場合は、中性洗剤を水で薄め、布に含ませて拭いたあと、かならず乾いた布で仕上げてください。
素材別の注意点は以下のとおりです。
アルミブラインド
アルミ製は水に強いものの、拭き掃除後に水分が残るとサビやカビの原因になります。掃除のあとはしっかり乾かすことが大切です。夏場は乾きやすい反面、湿気がこもる時期でもあるため、通気にも注意を。
木製ブラインド
木は水分に弱く、濡れると反りやゆがみが生じる可能性があります。乾いた布でやさしく拭き取るのが基本です。仕上げに木製用ワックスを使うと、つやが出て見た目も美しくなり、汚れもつきにくくなります。
布製ブラインド
ウォッシャブル対応と表示されているものは、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるため、夏の汗やにおい対策にも便利です。洗濯できるタイプかどうかは、取扱表示ラベルを見て確認しましょう。洗濯後は形を整え、風通しのよい場所で自然乾燥させるのがおすすめです。
オフィスにブラインドを取り入れた事例
オフィスレスキュー119Happyが手がけた、オフィスブラインドの施工事例をご紹介します。
オフィスにブラインドの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。イメージづくりのヒントとしてお役立ていただけます。
雑音を抑えるウッド素材ブラインドの導入事例
ブラインドの交換を行った事例です。
風が吹き込んだ際に気になっていた「カラカラ」という音の軽減を目的に、音の響きを抑えやすいウッド素材のブラインドをご提案しました。
素材の見直しにより、音の不快感が大幅に改善されています。
カラーは、複数のサンプルを実際のお部屋に当てて見比べていただきながら慎重に選定。
最終的に、アクセントウォールと調和する色味を採用し、温かみと洗練された印象が同時に感じられる、心地よい空間が完成しました。
隙間なく閉じることができる縦型ブラインドの活用事例
オフィス内が外から丸見えになるのを避けたいというご相談を受け、目隠し効果の高い縦型ブラインドをご提案しました。
スラットを隙間なく閉じることができるため、通行人などからの視線をしっかり遮り、オフィス内のプライバシーを確保しています。
外からの視線が気になる場所でも、安心して過ごせる環境を整えられました。
施工後は、仕上がりにとてもご満足いただき、快適に過ごせているとのお声を頂戴しました。
カラーブラインドを取り入れた事例
フロアのタイルカーペットの張り替えとあわせて、ブラインドの交換をご依頼いただきました。
今回は、コーポレートカラーであるオレンジとグリーンをブラインドに取り入れたいというご要望があり、複数のサンプルをご用意。
実際の空間で色味を見比べながら、慎重に選定を行いました。
その結果、空間全体にしっかりと調和しながらも、ポップで明るい印象を与えるオフィスが完成。統一感と企業らしさを兼ね備えた、活気ある空間に仕上がっています。
オフィス空間にぴったりなブラインド選びで機能性とデザイン性を両立
ブラインドは、ただの目隠しや日よけではなく、オフィスの快適さや印象を左右する大切な要素です。
機能性だけでなく、空間の雰囲気や企業イメージに合ったデザインを選ぶことで、働きやすく魅力的なオフィスが実現します。
目的や使う場所に合わせて最適なブラインドを選び、より心地よい空間づくりを目指してみてください。
オフィスレスキュー119Happyでは、オフィスに合ったブラインドのご提案はもちろん、内装を含めたオフィスリフォーム全般にも対応しています。
空間の雰囲気やご希望に合わせたブラインド選びに迷った際は、ぜひお気軽にご相談ください。最適なプランをご提案いたします。