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【トラブル予防】複合機も熱中症になる?
夏に多発するエラーとその対策

【トラブル予防】複合機も熱中症になる?夏に多発するエラーとその対策

オフィスで毎日欠かせない複合機が、夏場になると急に調子を崩す……そんな経験はありませんか?

起業したばかりの方や、移転先で新しい環境を整えられた総務担当の方にとって、業務の要である複合機トラブルは死活問題ですよね。実は、人間が夏バテや熱中症で体調を崩すように、精密機器である複合機も「暑さ」が大きなストレスになります。

なぜ夏になると急に紙詰まりが多発したり、動作が不安定になったりするのでしょうか。

この記事では、オフィスの複合機を守るための具体的な夏対策を詳しく紐解いていきます。

なぜ複合機に「熱中症」のような症状が出るのか

なぜ複合機に「熱中症」のような症状が出るのか 複合機は、内部でトナーを紙に焼き付けるために強力な熱を発する機器です。

通常は内部の冷却ファンによって熱を放出していますが、周囲の温度が上昇するとこの冷却能力が低下します。

オフィス内の気温が30度を超えると、冷却ファンから送り込まれる空気そのものが温かいため、内部の温度が設定範囲を超えてしまいます。これを業界用語で「内部昇温」と呼びます。

この状態になると、制御基板が異常と判断し、強制的に動作を停止させたり、印刷速度を大幅に低下させたりします。 これが、夏に複合機が「熱中症」にかかったと言われる所以です。

また、精密なセンサーが過剰な熱によって誤作動を起こし、実際には紙が詰まっていないのに「紙詰まり」というエラー表示を出すこともあります。

夏場にエラーが多発するのは、機械の故障というよりも、環境要因による警告であるケースが非常に多いのです。

夏場に多発する「紙詰まり」と「トナー不良」のメカニズム

夏場に多発する「紙詰まり」と「トナー不良」のメカニズムなぜ夏になると特に「紙詰まり」が増えるのでしょうか。

最大の理由は「湿気」と「紙の性質」にあります。

夏は湿度が高いため、給紙トレイに入っている紙が水分を吸収し、わずかに膨張したり、紙同士がくっつきやすくなったりします。

この状態で高温の内部を通ると、紙の質感が微妙に変化し、搬送ローラーで滑りやすくなったり、トナーの定着にムラが生じたりします。

さらに、温度が上がるとトナー(粉体)が固まりやすくなり、ドラムユニットに付着しやすくなることもトラブルの一因です。

これにより、印刷物に縦筋が入ったり、画像がかすれたりする「トナー定着不良」が発生しやすくなります。

これらは全て、複合機にとって「夏の過酷な環境」が引き起こす連鎖的な不具合と言えます。

事務所に最適!複合機の性能を維持する温度と湿度の具体的な目安

 事務所に最適!複合機の性能を維持する温度と湿度の具体的な目安 複合機の安定稼働には、メーカーが推奨する設置環境の基準を守ることが重要です。

多くのメーカーは、正常な動作を保証するための温度と湿度の範囲を定めています。

この数値を参考にオフィスの空調を管理することで、機械への負担を減らし、故障リスクを大幅に低減させましょう。

メーカー推奨の快適な動作温度【10℃~32℃】

多くの複合機メーカーは、動作を保証する環境として温度10℃~32℃の範囲を推奨しています。

特に、20℃~25℃程度の人間が快適と感じる室温が、複合機にとっても最も安定して性能を発揮できる理想的な環境です。

この範囲を超えて高温になると、内部に熱がこもりCPUの誤作動やトナーの固着を招きます。

逆に低温環境では、内部の金属部品が冷やされ、稼働時の熱との温度差で結露が発生し、故障の原因となることがあります。

紙詰まりや静電気を防ぐ理想的な湿度【15%~80%】

複合機の動作に適した湿度は、一般的に15%~80%の範囲が推奨されています。

湿度が15%を下回るような乾燥した環境では、静電気が発生しやすくなります。

これにより、用紙が複数枚同時に給紙される「重送」という現象が起こり、紙詰まりの原因となります。

一方、湿度が80%を超える多湿な環境では、用紙が湿気を吸って波打ったり、用紙同士がくっついたりして、同様に紙詰まりや印字品質の低下を引き起こします。

ただし、これらの条件は「温度と湿度の組み合わせ」も重要です。

例えば、室温が35℃まで上がる場合は湿度を60%以下に、逆に湿度が80%まで高くなる場合は室温を30℃以下に抑えるなど、細かく記載がある機器もあります。

極端な高温多湿環境にならないような空調管理が求められます。

オフィス環境を見直す!複合機の設置で確認すべきチェックリスト

オフィス環境を見直す!複合機の設置で確認すべきチェックリスト 複合機を健やかに保つために、まずは設置場所と環境を見直しましょう。以下のチェックリストを参考に、オフィス環境を整えてください。

1. 直射日光の遮断

窓際に複合機を設置していませんか? 直射日光は機器表面の温度を急上昇させます。設置場所を変更できない場合は、ブラインドや遮光カーテンを活用すると効果的です。

2. 背面の隙間確保

壁にぴったりとつけて設置するのは厳禁です。排熱をスムーズにするために、左右は10cm以上、背面は20cm以上の空間を空けて設置しましょう。 また、用紙の補充や紙詰まりの除去、トナー交換といった日常的なメンテナンス作業をスムーズに行うためにも、前面や側面には人が作業できるスペースを確保しておくと良いでしょう。

3. 周辺の通気性向上

複合機の周りに書類の山や荷物を置くのは避けましょう。 風通しを遮ると、放出した熱が再び本体に戻ってしまいます。

4. 空調の最適化

複合機の性能を維持するには、夏場を含め夜間や休日も室温を一定に保つのが理想的です。ただし、エアコンの送風口の真下など、風が直接当たる場所への設置は避けてください。 急激な温度変化は内部の結露(誤作動やショートの原因)を招き、乾燥した風は静電気による紙詰まりを引き起こすリスクがあります。

5. 給紙トレイの湿度管理

使用しない紙はトレイに入れっぱなしにせず、封をして湿気から守りましょう。

メンテナンスで防ぐ複合機のトラブル

複合機を快適に使い続けるには専門業者による保守契約が重要ですが、日常的なメンテナンスも熱中症対策には有効です。

  • 給紙ローラーの清掃をする
  • 排気口フィルターの埃を取り除く
  • 電源のオン・オフに注意する

給紙ローラーの清掃をする

給紙ローラーの清掃を徹底しましょう。

湿気や熱で紙粉がローラーに付着すると、紙を送る力が弱まり、詰まりの原因となります。

排気口フィルターの埃を取り除く

本体側面の「排気口フィルター」の埃も夏場は特に溜まりやすい箇所です。

埃がフィルターを塞いでしまうと、せっかくの冷却ファンも効果を発揮できません。

定期的に掃除機や柔らかい布で埃を取り除くだけで、冷却効率は劇的に改善します。

電源のオン・オフに注意する

電源のオン・オフにも注意が必要です。

エラーが起きたからといって、すぐにコンセントを抜くのは控えましょう。

冷却ファンが回っている状態で急に電源を切ると、内部の熱が逃げ場を失い、かえってダメージを与えます。

エラーが出た際は、画面の指示に従い、まずは少し時間を置いて本体の温度が自然に下がるのを待つのが正解です。

こんな時はどうすれば?

「紙詰まり表示があるのに何も詰まっていない。 」というお問い合わせを受けることがあります。
この場合、センサー付近にトナーが飛散していたり、ホコリが蓄積している可能性が高いです。 一度電源を切ってから内部を覗き異物がないか確認しています。紙片がある場合は取り除いたり掃除をし、それでも消えない場合はセンサーの故障の可能性が高いので、メーカー修理を依頼しています。
他には、紙が詰まった際に焦って力任せに引き抜いた・・・という事例がよくあります。内部のセンサーレバーを破損させたり、紙片を中に残してしまい、トラブルが大きくなってしまうことも多々あります。高額な修理費用が発生することになる場合もあるので注意しましょう。

快適なオフィス環境が複合機のトラブルを回避する

複合機もオフィスの一員です。人間と同じく、適切な温度管理と休息、そして日々のケアがあれば、夏を乗り切ることは十分に可能です。ぜひ今回の対策を参考に、快適なオフィス環境を維持してください。

もし「これ以上はどうにもならない」と感じる不具合が発生したり、夏の暑さで機器の調子が悪くなってしまったりしたときは、無理をせずプロに頼るのも一つの手です。

オフィスレスキューHappyでは環境に優しいリユース複合機を取り扱っています。機種の選定や導入のご相談はもちろん、環境にやさしいだけではなく、イニシャルコスト、ランニングコストを抑えた複合機をご提案します。

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